32bitのジャンクPCをAlpine Linuxで何とかする

まともな運用は無理かと思われたけど、案外何とかなったので。

概ね公式wikiのMATE Desktopの記事を参考に。
ただ、これだけだとうまく行かないみたいみたい。
必要なのは以下。(通常のインストール後の状態で行う想定)

repositoryのEdgeを有効に

echo http://nl.alpinelinux.org/alpine/edge/main >> /etc/apk/repositories
apk update

wikiではこう書いてるけど、/etc/apk/repositoriesのedgeのコメントアウトを外すのが早いかも。
人によってはmainだけでなく、ついでにcommunity、testingもコメントアウトを外してしまってもいいかもしれない。どのみち、mainだけだと足りないことがちらほらあるので。

setup-xorg-base

どうも、”setup-xorg-base”は引数でvideo-driver(apkでxf86-video-XXXって感じで拾える)を渡せたらしい。
XFCEのセットアップ手順しか見てなかったから知らなかった・・・。
今回はxf86-video-intelを使用。参考資料では全部とってきているみたいだけど、なくても大丈夫。

apkで必要なもののインストール

Group Installのようなものが完備されていないので、ちょっと不便。
そして、参考資料で足りないものがあったのもこの部分らしい。

apk add desktop-file-utils gtk-engines consolekit \
gtk-murrine-engine caja caja-extensions marco \
dbus lxdm udev hicolor-icon-theme sudo dbus-x11
mate_pkgs=$(apk search mate -q | grep -v '\-dev' | grep -v '\-lang' | grep -v '\-doc')
apk add $mate_pkgs

“dbus-x11″がいないせいで参考資料通りだとうまく起動しなくてしばらく悩んでしまった。

rc-updateで必要なものの起動設定

rc-update add lxdm
rc-update add dbus
rc-update add udev

これで、再起動すれば無事にデスクトップ環境が最低限は動くはず。

参考資料には続きもあるが、dbus_sock_pathのくだりはちょっと情報が古いのか必要ないようだ。
True Type Fontsのインストールはやっておくといいんじゃなかろうか(検証しなかった。なかったら困るのかまで見ていない)。

MATEのDesktop環境だと、firefoxのesrならcommunity repositoryにあるのでぱっと入れられる。そして問題なく起動する。しばらくこれで動かしてみよう。ブラウザさえあればサーバー側でぱっと作ったものが使えるしたぶんいろいろできそうな。

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